雑誌『広告』

博報堂が発行する雑誌。「いいものをつくる、とは何か?」を思索する“視点のカタログ”として2019年にリニューアル創刊。クリエイティブディレクター/プロダクトデザイナーの小野直紀が編集長を務める。最新号の特集は「虚実」。

雑誌『広告』

博報堂が発行する雑誌。「いいものをつくる、とは何か?」を思索する“視点のカタログ”として2019年にリニューアル創刊。クリエイティブディレクター/プロダクトデザイナーの小野直紀が編集長を務める。最新号の特集は「虚実」。

マガジン

  • 『広告』虚実特集号 全記事公開

    2022年3月1日に発行された雑誌『広告』虚実特集号(Vol.416)。そのすべての記事を5月19日より順次公開していきます。各記事とも公開後24時間限定で無料でご覧いただけます。

  • 『広告』虚実特集号トークイベント

    『広告』虚実特集号に関わりの深いゲストをお招きして開催するトークイベントについての情報をお知らせします。

  • 編集部員の全国書店開拓ノート

    『広告』の編集部員が全国の書店に足を運んで販路開拓を行なった記録を、順次公開していきます。

  • 『広告』流通特集号 全記事公開

    2021年2月16日に発行された雑誌『広告』流通特集号(Vol.415)。そのすべての記事を4月16日より順次公開していきます。各記事とも公開後24時間限定で無料でご覧いただけます。

  • 『広告』リニューアル創刊号 全文無料公開

    2019年7月24日に発行された雑誌『広告』リニューアル創刊号(Vol.413 特集:価値)の全記事を無料で公開しています。

『広告』虚実特集号 全記事公開

2022年3月1日に発行された雑誌『広告』虚実特集号(Vol.416)。そのすべての記事を5月19日より順次公開していきます。各記事とも公開後24時間限定で無料でご覧いただけます。

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  • 25本
  • ¥1,600

107 なぜ人はものをつくるのか 〜 認知考古学から見る古代の「もの」と「ものづくり」

「もの」にまとう何か現代の「ものづくり」の多くは、ビジネス・産業・経済において「儲ける」ための手段として位置付けられている。市場経済で大量生産される「もの」は、実用的な機能だけでなく、装飾やブランドなど非実用な付加価値のようなものをまとい、差異化を図る。それは、生活者にとって機能や価格と同様に、購買するときの選択の基準にもなっている。 市場経済のなかで、付加価値のような何かをまとっていない「もの」を見つけることは難しい。「もの」はいつから、何かをまとうようになったのか。 そ

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106 聖なるものづくり、聖なるブランディング

近年、世界的に宗教を信じる人が減少しており、日本では「自分は無宗教だ」と考える人が半数を超えると言う(※1)。その一方で、ビジネスの世界では、マーケティングの領域で宗教をメタファーとして使うことも多い。ものがあふれ、技術力や価格による競争で差をつけることが難しいいま、顧客の共感を集め信頼によって価値を高めるブランディングが有効だと考えられているからだ。 神仏や自然のような大いなるものに畏敬の念を抱き、聖性を感じて祈る宗教と、人間の「信じる」領域にまで踏み込むマーケティング。

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105 広告に見る虚実 〜 “MAD MEN”と“GOOD PERSONS”のあいだ

広告は“虚業”だと言われる。実体のないイカサマのような商売ということだ。筆者を含め関係者にとってうれしくない話だが、これは実話である。 なんとなくそうだと思っていた人も、ものは試しだ。「広告・虚業」で検索してみてほしい。耳の痛い情報が山ほどヒットするだろう。 読んでいくと興味深い。ある情報によれば、広告代理業は虚業どころか、世の中の“黒幕”なのだと言う。社会を裏側から牛耳っているらしい。 「そこまでの実力、あっただろうか?」 長年この業界に接している者なら首をかしげて

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104 消費のためのデザイン

多くの職業のうちには、インダストリアル・デザインよりも有害なものもあるにはあるが、その数は非常に少ない。 これは1971年に発行されたヴィクター・パパネックによる『生きのびるためのデザイン』の冒頭の一文である。産業革命以降、デザインは市場経済の名のもと消費者や企業の欲望に形を与え、利益を生みだす手段として使われてきた。しかし、1970〜1980年代には、経済発展を遂げた欧米や日本において、消費社会に過度に加担するデザインのあり方に疑問符が突きつけられた。 1990〜200

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『広告』虚実特集号トークイベント

『広告』虚実特集号に関わりの深いゲストをお招きして開催するトークイベントについての情報をお知らせします。

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  • 6本

現代の広告における虚実皮膜とは

クリエイティブディレクター 清水恵介 × 福部明浩 × 細川美和子 × 編集者・銀河ライター 河尻亨一 『広告』虚実特集号イベントレポート 虚と実が入り混じる現代の広告やコンテンツ河尻:雑誌『広告』に、「広告にとっての虚実とは?」という文章を寄稿しました。何がホントで何がフェイクかわかりづらいこの時代、そのテーマを掘り下げることは重要だと思います。そもそも昔から、広告というビジネスには世間的に「虚業」というイメージが付きまとうんですね。それはなぜなのか? 世界の最新動向に

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デザインにおける物理と非物理の間

グラフィックデザイナー 上西祐理 × 建築家 大野友資 × ウェブデザイナー 田中良治 『広告』虚実特集号イベントレポート 3月1日に発売された雑誌『広告』虚実特集号にかかわりの深い方々をお招きし、オンラインでのトークイベントを開催しました。今回は、3月16日にSHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(SPBS)の主催で行なわれたイベントレポートをお届けします。建築やグラフィックをはじめ様々な領域のデザインにおいて、コンピューターで制作することがあた

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行間 〜 描かないからこそ、見えるもの

歌人 枡野浩一 × コピーライター 小笠原健 『広告』虚実特集号イベントレポート 3月1日に発売された雑誌『広告』虚実特集号にかかわりの深い方々をお招きし、オンラインでのトークイベントを開催しました。今回は、3月29日に『広告』編集部が開催したイベントレポートをお届けします。トークテーマは「行間」。限られた文字数のなかで世界や物語の広がりをつくる短歌、企業や商品の魅力を伝えるコピーライティングは、言葉を削ったり捨てたりすることで生み出される「行間」の魅力が溢れています。描か

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続・虚実と世界 〜 アニミズムと世界認識

哲学者 清水高志× 『広告』編集長 小野直紀 『広告』虚実特集号イベントレポート 3月1日に発売された『広告』虚実特集号にかかわりの深い方々をお招きし、オンラインでのトークイベントを開催しました。今回は、3月19日に青山ブックセンターの主催で行なわれたイベントレポートをお届けします。ゲストは、虚実特集号の巻頭対談「84 虚実と世界」にご登場いただいた哲学者の清水高志さん。その続編として、対談後に発売された清水さんの著書『今日のアニミズム』(以文社)を踏まえつつ、哲学や文化人

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編集部員の全国書店開拓ノート

『広告』の編集部員が全国の書店に足を運んで販路開拓を行なった記録を、順次公開していきます。

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  • 44本

ヤギと暮らす旅好き店主が見せる本の世界「OLD FACTORY BOOKS」

編集部員の全国書店開拓ノート43 販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。 OLD FACTORY BOOKS @和歌山県海南市この書店を知ったのは、和歌山で陶芸作家をしている友人のインスタグラムに登場していたのがきっかけでした。和歌山県で『広告』を取り扱っていただける書店を探していたので、さっそく友人に紹介してもらい店主の助野さんに連絡を。お店を訪問し、直接流通特集号のご案内ができることに

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82

本を愛する人の聖地「恵文社一乗寺店」

編集部員の全国書店開拓ノート42 販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。 恵文社一乗寺店 @京都府恵文社一乗寺店は、リニューアル創刊号で初めてトークイベントを行なった、編集部にとって思い出の書店です。この一乗寺というエリアは、京都市の北東部にある左京区にあります。ちなみに地図上では右側にあるのに左京区なのは、平安時代に“君主は北を背に、南に向かって君臨し政務を司る”としていた名残で、左右が

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山の上で店主の偏愛本と出会う「問tou」

編集部員の全国書店開拓ノート41 販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。 問tou @長野県「株式会社NSI」を訪問後、支店長の伊藤さんに長野駅まで車で送っていただいたおかげで、この日のタイムスケジュールがググッと縮まりました。駅ビル内にある「信州蕎麦の草笛」にて伊藤さんおすすめのくるみ蕎麦を食し、満腹になった私が次に目指すのは「問tou」。リニューアル創刊号からお取り扱いいただいているも

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28

“届ける”のプロ集団「株式会社NSI」

編集部員の全国書店開拓ノート40 販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。 NSI @長野県今回は書店ではなく、流通特集号で取次としてご協力いただいた「株式会社NSI」をご紹介します。新聞や出版物の流通、その他あらゆるものの物流や商品管理をされている会社で、本社は新潟県なのですが、私たちがお世話になっているのは長野県長野市にある長野営業所。 初めてご連絡をしたのは2019年。『広告』著作特

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27

『広告』流通特集号 全記事公開

2021年2月16日に発行された雑誌『広告』流通特集号(Vol.415)。そのすべての記事を4月16日より順次公開していきます。各記事とも公開後24時間限定で無料でご覧いただけます。

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  • 31本
  • ¥3,000

流通

昔、自分がプロダクトデザイナーとして携わった商品が、いつのまにか発売されていたことがありました。つくるところだけを依頼され、納品したら「あとはこちらでやっておきます」と、あたりまえのようにそうなったのでしょう。このように、いまの社会では、「つくる」と「届ける」が分断されていることがよくあります。でも僕の場合、自分がつくったものが、いつどうやって受け手に届くのか知りたいし、かかわりたいという思いがあります。 だから、本誌『広告』の制作においては「どう届けるか」にも向き合うよう

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54 流通と社会 〜 経営学者 石井淳蔵 × 『広告』編集長 小野直紀

流通の変化が生産のあり方や消費のあり方、そして社会をいかに変えてきたか。日本における流通業発展の歴史をひも解きながら、現代の流通を取り巻く課題やこれからの流通のあるべき姿について、流通科学大学の元学長であり日本の経営学の大家である石井淳蔵氏と本誌編集長・小野直紀が「流通と社会」をテーマに語りあう。 流通簡素化論と流通革命論小野:今回、流通に関する本をずいぶん読んだのですが、僕がいま流通に対して抱いているイメージは、「広くあまねく、より安く、より早く」です。つくられたものが受

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55 近代合理主義と流通 〜 マックス・ウェーバーをとおして見る「合理化」の正体

はじめに今日私たちが生きる資本主義の世界は、「合理化」の追求の結果として、便益の享受という点で絶頂に登りつめた世界かもしれない。流通においては、フォード主義以降の大量生産・大量消費に伴って、大量仕入れ・大量販売を行なうマスマーチャンダイジングが発展。多数の店舗を統括し展開するチェーンオペレーションの広がりとともに、百貨店、スーパーマーケット、コンビニエンスストアなどが隆盛を極めていく。また、戦争における兵站(へいたん)(※1)に端を発する物流機能を統合的に管理するロジスティク

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56 「簡単に手に入る」流通が見落としているもの

「人間的」とはどういうことか流通が高度になることで、人々はものを容易に入手することができるようになった。自宅にいながらにして、世界中のものが届く。しかも安価に。いいことずくめに見えるが、副作用や見落としはないのだろうか。 そういわれてまず思い浮かぶのは、リアルな店舗には商品を手にとるとか、店員とのコミュニケーションといった「人間味のある」体験があるが、eコマースは欲しいものをクリックすれば手に届くだけで「非人間的」だ、という批判ではないだろうか。しかし、非効率的だが人間的な

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『広告』リニューアル創刊号 全文無料公開

2019年7月24日に発行された雑誌『広告』リニューアル創刊号(Vol.413 特集:価値)の全記事を無料で公開しています。

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  • 41本

いいものをつくる、とは何か?

「広告はもうやりません。ものづくりをやります」と博報堂の役員に宣言したのが5年前。まさか“広告”を冠した雑誌をつくることになるとは思いもしませんでした。 『広告』は、変な雑誌です。編集長が2〜3年に一度変わって、その度にテーマも体制も、判型も価格も、全部変わります。“広告”という誌名なのに、広告について扱うことは稀です。だから、僕も広告を扱わず「ものづくり」を扱うことにしました。 僕は博報堂で働く傍ら、個人で「YOY(ヨイ)」というデザインスタジオを主宰しています。YOY

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#0 価値

「意味」はあるけど、「価値」はあるのか? 買い物に行ったり、マンガを読んだり、日々いろんなものに触れるなかで、そう考え込んでしまうことがあります。どこかで見たことのあるデザイン、何が新しいのかわからない新製品、似たような設定の似たような絵のマンガ。そういう、なんだかつまらないものでも、きっと、誰かの役に立って、誰かを楽しませて、誰かの儲けになっている。それが存在する「意味」はあるんだと思います。 でも、それに「価値」を認めてしまうと、世の中がつまらなくなってしまう気がする

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1 価値と人類 〜 松村圭一郎 × 『広告』編集長 小野直紀

「ものの価値」って何だろう。どうやって人はものに価値を感じているのだろうか。そんな根源的な疑問を文化人類学者の松村圭一郎氏に本誌編集長の小野直紀が投げかける。 松村氏は「すべての物事は再構築できる」との立場を取る“構築人類学”を提唱している。いまの時代に、価値あるものとは何なのか、これからどうやって価値あるものを生み出していけばいいのか。そうした問題意識に対して、人類学は“価値の再構築”の手がかりを提示できるか。 価値を決めるのは人の欲求か、社会の文化か?小野:今日は松村さ

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2 価値のものさし

人は、複数の「ものさし」で価値を測っている。様々なものさしを組み合わせ、使い分け、価値を判じている。当然、人によって持ち合わせている「ものさし」は違う。それが価値観の相違を生む。 世の中には膨大な種類の「価値のものさし」が存在している。文化や社会環境によっても異なる。そして、時代によって「ものさし」自体が変化したりする。 価値とは何かを問うのであれば、一度、どんな「価値のものさし」が存在し、それらがどう変化しているかを観察してみるのがいいかもしれない。価値、と聞くと普遍的なも

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