84
虚実と世界 〜 哲学者 清水高志 × 『広告』編集長 小野直紀
情報革命によって生活や社会のあり方が激変したいま、私たちは自分たちが生きる「世界」、そして道具や嗜好品、コンテンツなどのつくられた「もの」をどのように捉えているのだろうか。著書『実在への殺到』(水声社)で新たな哲学の地平を開拓した哲学者・清水高志氏を迎え、「虚実と世界」をテーマに、本誌編集長・小野直紀が素朴な疑問を投げかけながら、人間と世界の関係、人間とものの関係を、現代における哲学的な観点からひも解く。
21世紀に世界の捉え方はどのように変わったのか小野:清水さんの著書を