雑誌『広告』
2023年3月31日に発行された雑誌『広告』文化特集号(Vol.417)の全記事を公開しています。 (2023年8月24日追記)「124 ジャニーズは、いかに大衆文化たりうるのか」は、対談者・矢野氏の意向によりnoteでの全文公開を見送ることとなりました。ご了承ください。
『広告』文化特集号に関わりの深いゲストをお招きして開催するトークイベントについての情報をお知らせします。
『広告』の編集部員が全国の書店に足を運んで販路開拓を行なった記録を、順次公開していきます。
2022年3月1日に発行された雑誌『広告』虚実特集号(Vol.416)の全記事を公開しています。
2021年2月16日に発行された雑誌『広告』流通特集号(Vol.415)の全記事を公開しています。
「馬に乗った宇宙飛行士」 そう指示するだけで、宇宙服を着た宇宙飛行士が馬に跨がるリアルな写真や、まるで人間の画家やイラストレーターが描いたような無限のバリエーシ…
こんにちは。『広告』編集長の小野です。今月末で編集長を退任するので、これが編集長として最後の投稿になります。 去る6月9日〜18日に展覧会&トークイベント雑談『広告…
0. はじめに本稿は、18世紀後半から19世紀にかけて成立し、その後変質していった「文化」と「文明」を対置させるドイツ独特の「文化(Kultur)」概念について代表的な思想…
社会学者 吉見俊哉 × 美学者 松永伸司 × 『広告』編集長 小野直紀 『広告』文化特集号イベントレポート 底地から文化を見通す小野:本日のトークテーマは「文化の生成と…
「culture」という語は英語においてもっとも複雑とされる言葉のひとつである。同様に日本語の「文化」も様々な場面で多義的に用いられる言葉だ。その複雑性や多義性はなぜ…
グラフィックデザイナー 上西 祐理 × 加瀬透 × 牧寿次郎 『広告』文化特集号イベントレポート 「文化」をデザインとメッセージで体現する小野:今回のトークイベントの…
2023年6月30日 11:59
「馬に乗った宇宙飛行士」そう指示するだけで、宇宙服を着た宇宙飛行士が馬に跨がるリアルな写真や、まるで人間の画家やイラストレーターが描いたような無限のバリエーションの絵が生み出される。そんな画像生成AIが最近話題を集めている。プロンプトと呼ばれるAIへの指示文を絵筆として自在に操り、思いどおりのイメージをつくり出す人もいれば、これは芸術ではないと喝破したり、芸術が技術によって脅かされていると
2023年6月29日 12:15
こんにちは。『広告』編集長の小野です。今月末で編集長を退任するので、これが編集長として最後の投稿になります。去る6月9日〜18日に展覧会&トークイベント雑談『広告』を開催しました。博報堂の会議室を会場とし、僕が編集長を務めた2019年〜2023年に刊行された『広告』の制作の裏側を展示するとともに、アーティストやデザイナー、哲学者や文化人類学者など総勢72名のゲストを迎えて10日間ほぼノンス
2023年6月28日 11:59
0. はじめに本稿は、18世紀後半から19世紀にかけて成立し、その後変質していった「文化」と「文明」を対置させるドイツ独特の「文化(Kultur)」概念について代表的な思想家をとおして説明していくことを目的としている。そもそも「文化」という語は多義的な概念である。語源はラテン語の「cultura(耕作)」であり、紀元前1世紀に古代ローマの哲学者キケロが哲学を「cultura anima(精神の
2023年6月26日 11:59
社会学者 吉見俊哉 × 美学者 松永伸司 × 『広告』編集長 小野直紀『広告』文化特集号イベントレポート底地から文化を見通す小野:本日のトークテーマは「文化の生成と更新」です。最近は文化の更新、言い方を変えると、価値観のアップデートについてよく話題になっています。これはなにも最近の事象ではなく、文化や社会の価値観は長い歴史のなかで何度も生まれ、更新されてきたものだと思います。 今日お越し
2023年6月23日 12:00
「culture」という語は英語においてもっとも複雑とされる言葉のひとつである。同様に日本語の「文化」も様々な場面で多義的に用いられる言葉だ。その複雑性や多義性はなぜ生まれたのか。そして近代から現代における「culture」や「文化」にまつわる議論はどのような広がりと変遷をたどってきたのか。長年、文化にまつわる幅広い研究・執筆を行なっている社会学者・吉見俊哉氏に、本誌編集長・小野直紀が「文化とcu
2023年6月21日 11:59
グラフィックデザイナー 上西 祐理 × 加瀬透 × 牧寿次郎『広告』文化特集号イベントレポート「文化」をデザインとメッセージで体現する小野:今回のトークイベントのテーマは「『文化』をいかに体現するか」。文化特集号が完成するまで様々な試行錯誤を重ねたのですが、その背景を上西さん、加瀬さん、牧さんとともにお話ししていきたいと思います。最初にデザインの打ち合わせをした2022年5月13日から発