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『広告』虚実特集号 全記事公開

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2022年3月1日に発行された雑誌『広告』虚実特集号(Vol.416)の全記事を公開しています。
1記事あたり160円なので10記事以上ご覧になる方はマガジンを購入するとお得です。また、紙の雑誌も… もっと詳しく
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#デザイン

虚実

うそはほんととよくまざる ほんとはうそとよくまざる うそとほんとは 化合物 これは、谷川俊…

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84 虚実と世界 〜 哲学者 清水高志 × 『広告』編集長 小野直紀

情報革命によって生活や社会のあり方が激変したいま、私たちは自分たちが生きる「世界」、そし…

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95 プロレスとは何だろうか?

「絵ですね。作品です。頭のなかのビジョンには絵があるんですよね、確実に。究極まで追い込ま…

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96 衣服と人間の関係史 〜 つくること、買うこと、借りること

1.はじめに── 4つの衣服の歴史形態夏目漱石の有名な『吾輩は猫である』のなかに、つぎのよう…

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97 建築における「ただならなさ」

背もたれの壊れかけたバスに揺られ、ポルトガルの内陸独特の湿った草原を羊の群れを追い越しな…

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98 アンリアルな風景 〜 CG作品『Waiting for』から考える

イントロダクションこのテキストでは、技術的な新規性が注目されやすいCG(コンピューター・グ…

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99 写真と現実の不一致 〜 ぼんやりとした虚実・信じることの怠惰

なぜ「真実を写す」と信じているのか?「おいふざけんな、地震のせいでうちの近くの動物園からライオン放たれたんだが 熊本」 これは、2016年の熊本地震発生直後に20代の男性が、ライオンが市街を歩く写真とともに投稿したツイートである。写真は南アフリカで撮影されたもので、熊本でライオンの脱走の事実はなかった。しかしツイッター上では広く拡散され、余震が続くなか動物園に問い合わせの電話が相次いだと言う。 2011年の正月には、通販サイトでおせちを購入したが、実際に届いたのはウェブサ

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100 ポップ・ミュージックの虚実 〜 歴代のポップ・アイコンはどのようにつくられたか

ポップ・ミュージックの世界にはたくさんの「虚実」が存在している。アイコンたるスターの誕生…

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101 芸名の歴史とその特質

映画『ボヘミアン・ラプソディ』のなかにこんなシーンがある。レコード会社からの連絡を受け、…

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102 空想する力と創造する力 〜 発達心理学と脳科学から考える

プロローグ ── 4歳の子どもの夢は「チーター」だったある日、4歳の息子に「将来、何になりた…

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103『消費社会の神話と構造』と現代の消費 〜 記号学者 石田英敬 インタビュー

フランスの思想家、ジャン・ボードリヤール(1929〜2007年)が『消費社会の神話と構造』を出版…

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104 消費のためのデザイン

これは1971年に発行されたヴィクター・パパネックによる『生きのびるためのデザイン』の冒頭の…

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105 広告に見る虚実 〜 “MAD MEN”と“GOOD PERSONS”のあいだ

広告は“虚業”だと言われる。実体のないイカサマのような商売ということだ。筆者を含め関係者…

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106 聖なるものづくり、聖なるブランディング

近年、世界的に宗教を信じる人が減少しており、日本では「自分は無宗教だ」と考える人が半数を超えると言う(※1)。その一方で、ビジネスの世界では、マーケティングの領域で宗教をメタファーとして使うことも多い。ものがあふれ、技術力や価格による競争で差をつけることが難しいいま、顧客の共感を集め信頼によって価値を高めるブランディングが有効だと考えられているからだ。 神仏や自然のような大いなるものに畏敬の念を抱き、聖性を感じて祈る宗教と、人間の「信じる」領域にまで踏み込むマーケティング。

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