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陳暁夏代 × 峰岸宏行 〜 中国におけるパクリの現在地

『広告』著作特集号トークイベント 第4弾のお知らせ

雑誌『広告』の著作特集号では、中国の“パクリ”にまつわる記事を3つ掲載しています。

ひとつは中国のウィキペディアとも呼ばれる百度百科というサイトから翻訳転載した「山寨(パクリ)」、もうひとつは中国でパクリ文化研究家として知られる艾君(アイジュン)氏にインタビューした「パクリと中国」、そして中国における偽物の定義について論じた「中国と日本の『ホンモノとニセモノ』」。読者の方には雑誌のアンケートにご協力いただいているのですが、「良かった記事」としてこれら3つのいずれかを挙げている方が多く、やはりみなさんも注目されているテーマだということが改めてわかりました。

日本では、「盗作」や「剽窃」と同義とされ、批判的に捉えられる「パクリ」という言葉。でも、中国でパクリを意味する「山寨」という言葉には、日本のようなネガティブなニュアンスは少ないと言います。

ブランドのコピーやアニメやゲームの海賊版など、中国で「パクリ文化」が花開いたのはなぜか。そして世界第2位の経済大国となって久しい今、中国におけるパクリへの意識はどう変化しているのか。

著作特集号のトークイベント第4弾では、中国のカルチャーに精通した陳暁夏代さんと峰岸宏行さんのおふたりをお招きし、お話を伺います。

陳暁さん

陳暁 夏代(ちんしょう なつよ)
中国15年、日本15年。上海復旦大学メディアジャーナリズム学部卒。2010年より上海にて芸能事業に携わり、北京・上海・シンガポールにてガールズイベントの企画運営を行う。2013年東京に拠点を置き、広告代理店にて企業のブランディングや商品の開発から販促まで幅広く手がける。現在は東京を拠点に、合同会社DIGDOGを設立、日中双方のカルチャーに寄り添ったブランディングや若年層マーケティングを多く手がけている。

陳暁さんは、中国と日本にルーツを持ち、双方のカルチャーに知見が深い方。今号の記事「中国と日本の『ホンモノとニセモノ』」でも、中国におけるパクリ文化の変遷や日本との捉え方の違いを語っていただきました。

峰岸さん

峰岸 宏行(みねぎし ひろゆき)
台湾13年、中国18年。北京大学医学部卒後、研修医3年。2010年より北京にてメイド喫茶「屋根裏」創業。2013年事業譲渡。同年、北京動卡動優文化傳媒有限公司に参画、現・海外事業部部長。現在北京でイベント主催・企画とアフレコ・音楽、アニメ、IPコラボ等様々な制作をゲーム企業各社から受託している。16年に子会社、株式会社MYC Japan設立。中日と日中への現場レベルのサポートを行っている。

中華圏に30年滞在し、中国のゲーム、コミック、アニメ業界に精通している峰岸さんは、中国のコンテンツビジネスに関するセミナーも数多く行なわれている方。

日本と中国それぞれの実情に詳しい陳暁さんと峰岸さんに、「中国におけるパクリの現在地」というテーマで語り尽くしていただきます。

このイベントは、天狼院書店のオンラインイベントとして開催いたします。『広告』著作特集号は「シアターカフェ天狼院」と「福岡天狼院」の2店舗で取り扱いがあるほか、今回のイベントではオリジナル版・コピー版それぞれがセットになったチケットもご購入いただけます。

YouTubeでの視聴者限定公開となります。ぜひご参加いただけると幸いです。

『広告』著作特集号トークイベント 第4弾
陳暁夏代 × 峰岸宏行 
〜中国におけるパクリの現在地


[日時]2020年6月18日(木)19:00~21:00
[会場]YouTubeにて配信
[主催]天狼院書店
[チケット代]
①イベント参加費のみ 1,650円(税込)
②イベント参加費+オリジナル版『広告』+送料 4,150円(税込)
③イベント参加費+コピー版『広告』+送料 2,350円(税込)
[申し込み方法]下記の天狼院書店のウェブサイトより
http://tenro-in.com/kaisaiyotei/133825


【その他の著作特集号トークイベント】

『広告』著作特集号に関わりの深いゲストをお招きしてトークイベントを開催します。

著作特集号トークイベント 第1弾
法律家 水野祐 × 建築家 大野友資 × 『広告』編集長 小野直紀
〜この時代の「著作」のあり方とは?

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著作特集号トークイベント 第2弾
美術家 原田裕規 × 写真家 Gottingham
〜これからの時代のオリジナリティについて話そう〜“著作性”とは何なのか?

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著作特集号トークイベント 第3弾
グラフィックデザイナー 上西祐理 × 加瀬透 × 牧寿次郎
〜デザインにおける共同著作の可能性

▶︎ 詳細はこちら

【編集長の巻頭メッセージを公開中】

3月26日に発売した雑誌『広告』のリニューアル第2号。今回の特集を「著作」に据えた小野編集長の巻頭メッセージをnoteにて公開しています。

著作
▶︎ こちらよりご覧ください

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