美術家 原田裕規 × 写真家 Gottingham 〜 これからの時代のオリジナリティについて話そう 〜 “著作性”とは何なのか?
『広告』著作特集号トークイベント 第2弾のお知らせ
雑誌『広告』著作特集号をめくっていくと、記事の内容とは関係のないビジュアルページが突然登場します。唐突に、そして繰り返し挟み込まれているそのビジュアルに、「これはいったい何だろう?」と思われた方も多いかもしれません。
全部で100ページ以上にわたるこのアートワークは、美術家・原田裕規さんの代表作のひとつ『One Million Seeings』で、著作特集号のために再構築をしていただいたもの。
原田 裕規(はらだ ゆうき)
美術家。1989年山口県生まれ。社会の中で「とるに足らない」とされているにもかかわらず、広く認知されている視覚文化をとり上げ、議論喚起型の問題を提起するプロジェクトで知られる。主な個展に「One Million Seeings」(KEN NAKAHASHI、2019年)、「心霊写真/ニュージャージー」(Kanzan Gallery、2018年)、主な著作に『ラッセンとは何だったのか?』(フィルムアート社、2013年)など。
原田さんは近年、作者不詳の写真にアーティストが手を加え、自分の作品として発表するというアートの手法をあえて積極的に用い、著作特集号のテーマのひとつでもある「著作性とは何か?」を問いかけています。
同じく写真を表現手法とし、著作特集号の「創造性を高める契約書」という記事で、自らの活動理念に基づいた共同著作のあり方について語っていただいたのが写真家のGottingham(ゴッティンガム)さんです。
Image courtesy of Studio Xxingham
Gottingham(ゴッティンガム)
写真家。アーカスプロジェクト実行委員会などのスタッフを経たのちに、ソロプロジェクト「Gottingham」として活動を開始。国内外のアートセンター、研究開発機関、企業、デザインスタジオとのコラボラティブ/コミッションワークを中心に作品制作を行なう。
他人が撮った膨大な数の写真を収集しながら、そこに寄り添うような視点で作品を生み出す原田さんと、共同著作という活動理念から自らの作品の扱われ方にも意識を向けているGottingham(ゴッティンガム)さん。このおふたりをゲストに迎え、編集長の小野を交えながら、これからの時代における著作性について語り合うトークイベントを行ないます。
このイベントは、SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERSが実施するSPBS THE SCHOOLのオンライン講座として開催いたします。「すべての本は教材である」をコンセプトに掲げるこのスクールでは、ほかにも新しい本の読み方を体験できる講座がたくさん企画されています。
なお、『広告』著作特集号のSHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERSでの販売分はすでに完売していますが、今回のイベントに合わせて数量限定でイベントチケットとセットでご購入いただけます。
Zoomを使用しての実施となります。ぜひ、ご参加いただけると幸いです。
『広告』著作特集号トークイベント 第2弾
美術家 原田裕規 × 写真家 Gottingham × 『広告』編集長 小野直紀
〜これからの時代のオリジナリティについて話そう〜“著作性”とは何なのか?
[日時]2020年6月12日(金) 19:00~20:30
[会場]WEB会議ツール「Zoom」を使用して実施
[主催]SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS
[チケット代]
①『広告』著作特集号オリジナル版+トークチケット ¥4,180(税込・送料込)
②『広告』著作特集号コピー版+トークチケット ¥2,200(税込・送料込)
③トークチケット ¥1,650(税込)
[申し込み方法]下記のチケット販売サイトPeatixより
https://spbstheschool20200612.peatix.com/
【その他の著作特集号トークイベント】
『広告』著作特集号に関わりの深いゲストをお招きしてトークイベントを開催します。
著作特集号トークイベント 第1弾
法律家 水野祐 × 建築家 大野友資 × 『広告』編集長 小野直紀
〜この時代の「著作」のあり方とは?
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【編集長の巻頭メッセージを公開中】
3月26日に発売した雑誌『広告』のリニューアル第2号。今回の特集を「著作」に据えた小野編集長の巻頭メッセージをnoteにて公開しています。
著作
▶︎ こちらよりご覧ください