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平成の歴代編集長インタビュー

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『広告』リニューアルにあたり、平成の歴代編集長へのインタビューを実施。各々のイチオシ記事や渾身の一冊を公開しています。
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曖昧さの中の輪郭線

雑誌『広告』歴代編集長インタビュー|第2回 尾形真理子 平成以降に雑誌「広告」の編集長を歴任した人物に、新編集長の小野直紀がインタビューをする連載企画。第2回は、平成27年1月~平成28年10月に編集長を務めた尾形真理子に話を聞きました。「なぜか愛せる人々」をテーマに掲げ、抽象的な特集タイトルとともに、いつも独特な空間を誌面に展開させていた尾形『広告』。その意図と背景にあったものを探ります。 掘り下げたかったのは、なぜか愛せる“無敵”な人々。 小野:尾形さんはどういった

タバコ以外ならやめてやる!出てこい禁断症状「一週間禁◯生活」 (尾形元編集長イチオシ記事 #2)

第七回 禁座期間 2016年5月21日〜27日  私はセブンスターを愛するスモーカー。と、いつものように書き出してはみたが、前回「禁煙」などしてしまったものだからバツの悪い私である。一大決心、編集長の猛反対を押し切って禁煙したものの、よく考えてみると、やはり「禁煙」は「タバコ以外なら」というタイトルとうまく繋がっていなかった。いや、よく考えなくても明らかか。部活以外ならやめてやる、と言ってた桐島が部活やめるってよ。(笑)、である。しかし、よくよく考えてみると、このご時世に喫

未来に「やさしい革命」を

雑誌『広告』歴代編集長インタビュー|第4回 永井一史 平成以降に雑誌『広告』の編集長を歴任した人物に、新編集長の小野直紀がインタビューをする連載企画。第4回は、平成21年3月~平成24年1月に編集長を務めた永井一史に話を聞きました。「新しい発想のエンジン」を編集コンセプトに、次なるコミュニケーションや社会のあり方を提示した永井『広告』。その背景には、編集長就任直後に起こったリーマンショックの影響がありました。 広告という言葉の意味を、『広告』でアップデートする。 小野: