行く先々に合わせて本をセレクトする移動式本屋「ペンギン文庫」
編集部員の全国書店開拓ノート 1
販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。
ペンギン文庫 @宮城県仙台市
ペンギン文庫は、東北地方を中心に活動する移動本屋さん。
その土地にあった本をトラックに積み、訪れた土地で本屋を開きます。ちなみに、上の写真の赤い服の方が店長の山田絹代さん。
以前、プライベートで益子陶器市を訪れた際にお見かけし、その素敵な佇まいに思わず「『広告』という雑誌編集部の者ですが……」と声をかけたのが最初の出会いでした。
『広告』についてご説明をすると興味を持っていただけたので、後日、改めてアポイントをとり、拠点とされている仙台にて商談。 最新号では「著作」を特集することや販売方法などをお伝えすると、快く取り扱いを決めていただきました。
移動式本屋を始めたきっかけなども聞いてみたところ、店長の山田さんは「本屋を始めてみたいけど、リスクなく始めるにはどうしたらいいか?」と考えていたとき、移動本屋のパイオニアでもあるBOOK TRUCKさんを知り、参考にして開業されたそう。
そういえば、BOOK TRUCKの店長・三田さんが「山形の芸工大(東北芸術工科大学)の近くにはアート系を扱う本屋さんがない」とおっしゃっていたことを思い出す。
そこで、山田さんに山形県でほかに取り扱っていただけそうな書店さんを探しているのだけれど……というご相談をしたところ、芸工大の院生が運営する山形まなび館の「Day&Books」という書店でアート系の本も扱うようになったとか。そこの選書をされている山田さんをとおして「Day&Books」に『広告』を置いていただくチャンスをもらいました。
その後、お昼に誘っていただき、「牛タン太助 分店」にて牛タン定食をいただきました。美味!
ペンギン文庫 探訪メモ
「牛タン太助 分店」の牛タン
ペンギン文庫店長・山田さんおすすめの、おいしい牛タンのお店。つけ合わせの“なんばん味噌漬け”でお肉もごはんも進みます。
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「賣茶翁」のどら焼き
絶品だと噂だけれど、お店の電話やメールがないので、買えるかどうかは行ってみないとわからない、幻のどらやき。山田さんと、今度お会いしたときはこれをいっしょに食べようと約束しています。
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文:『広告』編集部・大塚
ペンギン文庫
オーナーの山田絹代さんが暮らす宮城県を拠点に、車に本を積んで様々な土地で本屋を開く移動式本屋。写真や美術、文芸、詩などの新刊書を中心にラインナップ。
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※状況に応じて一時休業または営業時間が変更になる場合があります。詳細はリンク先よりご確認ください。
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