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3月31日、『広告』最新号が発売になります!今回の特集は「文化」

こんにちは、『広告』編集部です。

いきなり内輪の話で恐縮ですが、いま編集部は引越し作業で大忙し。あと数週間で編集部ごと別のフロアに移動しなければならないのです。

本や資料、バックナンバー、大量の付箋や検証物、その他よくわからないものたち。仕分けして、梱包してと考えるだけでちょっとめまいがしてきます。

コロナ禍以降、打ち合わせや取材はほぼオンラインになり、在宅ワークも定着したので、ものはそこまで多くないはず。とはいえ、やはり1号をつくり終える頃には校了紙や検証物で編集部はかなりごちゃっとしてしまいます。そろそろ最新号も納品されるし、どうすれば……。

と、前置きが長くなってしまいましたが、そうなんです。来る3月31日、最新号が発売となります。『広告』の全体テーマである「いいものをつくる、とは何か?」を思索する第五弾として、今回の特集に据えたのは「文化」です。

価値や意味を共有するインフラであると同時に、知的、美的な精神活動でもある「文化」。その概念の曖昧さと複雑さを受け止めたうえで、風土や言語、宗教や芸術、伝統や権威、経済や政治など「文化」をとりまく観念や事象をとおして様々な視点を投げかけます。

発売日を3月31日としたのは、この日が大安だから……というのもありますが、スケジュールをギリギリまで粘ったから。昨年の春頃までは、特集が「文化」だから11月3日の文化の日に発売しようか、なんて話も冗談まじりに出ていたのですが、夏の終わり頃には11月どころか年内は難しい状況になっていました。その後、なんとか記事は年明けに校了したのですが、印刷製本に時間がかかる装丁となったため、予算の関係などで最終的なデッドラインだった年度最終日を発売日にしました。

前回の虚実特集号の発売から、1年と少し。今回も多くの方々のご協力のもと、つくりあげることができました。ありがとうございました。

発売に先立ち、編集長による巻頭メッセージを本日より公開いたしますので、ぜひご覧ください。なぜ「文化」を特集するのか、どんな問題意識をもっているのか、その思いが綴られています。

> 『広告』最新号・巻頭メッセージ

そして、もうひとつご報告があります。今回の号をもって、小野編集長体制での『広告』は最後になります。2019年にリニューアルして以降、約4年。それまでの『広告』は2〜3年に一度、編集長が変わる体制だったので、ここまで長くひとりの編集長が務めるのは異例のこと。理由はいろいろありますが、1号1号、こだわり抜いてつくっていたら制作期間が延びて、任期も延びてしまったというのが大きいかもしれません。

『広告』の歴史のなかでも節目となる3月31日発売の最新号、ご期待いただけると幸いです。


『広告』編集部

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