映画監督 塚本晋也 × 『広告』編集長 小野直紀〜「価値あるもの」を生み出し続けるために
『広告』リニューアル創刊記念イベント 第3弾のお知らせ
「いいものをつくるとは、何か?」
これは、雑誌『広告』のリニューアルにあたり設定した全体のテーマです。プロダクト開発に特化した博報堂のクリエイティブチーム「monom(モノム)」の代表を務め、自らも“つくり手”としてものづくりに取り組む小野編集長にとって原点回帰とも言えるこのテーマ。
なぜこの問いが生まれたのか?
そのキーパーソンのひとりが、映画監督の塚本晋也さんです。
塚本 晋也(つかもと しんや)
映画監督/俳優。1960年1月1日、東京・渋谷生まれ。89年「鉄男」で劇場映画デビューと同時に、ローマ国際ファンタスティック映画祭グランプリ受賞。主な作品に、「東京フィスト」、「バレット・バレエ」、「双生児」「六月の蛇」「ヴィタール」「悪夢探偵」「KOTOKO」「野火」「斬、」など。製作、監督、脚本、撮影、照明、美術、編集などすべてに関与して作りあげる作品は、国内、海外で数多くの賞を受賞。俳優としても監督作のほとんどに出演するほか、他監督の作品にも多く出演。「野火」で15年、毎日映画コンクールで男優主演賞を受賞。その他に庵野秀明「シン・ゴジラ」、マーティン・スコセッシ監督「沈黙ーサイレンスー」など。
塚本さんは、映画監督でありながら自ら資金を集め、脚本、撮影、出演まで行なう方。
なかでも映画『野火』は、構想から公開まで約20年を費やし、資金繰りなどの事情により何度も頓挫したにもかかわらず、全精力を注いで完成へとたどり着いた作品。そうした人生をかけたものづくりを、情熱的ではなくたんたんと語る……その姿を、ドキュメンタリー「塚本晋也『野火』全記録」で目にした編集長は、衝撃を受けます。
“自分は人生をかけてものづくりに向き合っているか。会社という安全地帯に身を置いて、知らぬうちに賢い生き方を選んでいないか。”
塚本さんの姿勢から自分に欠けているものを感じた編集長は、改めて「ものづくり」というテーマに正面から向き合うことを決心するに至りました。
毎年、終戦記念日を中心に全国で上映される、映画『野火』。
奇しくもその直前となる7月末日、塚本さんとのトークイベントが実現することとなりました。
数々の衝撃作を世に送り出してきた塚本さんに、作品を生み出す原動力、そして“つくり手”としていかに「価値あるもの」を生み出し続けるかを『広告』編集長の小野が問いかけます。
ぜひお越しいただけると幸いです。
『広告』リニューアル創刊記念イベント第1弾
映画監督 塚本晋也 × 『広告』編集長 小野直紀
〜「価値あるもの」を生み出し続けるために
[日時]2019年7月31日(水) 19:00~20:30(18:30開場)
[会場]無印良品 銀座 6F(東京都中央区銀座3丁目3-5)
[定員]50名
[入場料]1,000円(1ドリンク付き)
[申し込み方法]下記の無印良品ウェブサイトより
http://www.muji.com/jp/events/18128/
【その他のリニューアル創刊記念イベント】
『広告』リニューアル創刊号に関わりの深いゲストをお招きしてトークイベントを開催します。
リニューアル創刊記念イベント 第1弾
『暮しの手帖』編集長 澤田康彦 × 『広告』編集長 小野直紀
〜生活をとりまく「価値あるもの」へのまなざし
▶︎ 詳細はこちら
リニューアル創刊記念イベント 第2弾
文化人類学者 松村圭一郎 × 『広告』編集長 小野直紀
〜文化人類学は「ものの価値」を再構築できるか
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『広告』リニューアル創刊記念イベント 第4弾
アートディレクター 上西祐理 × 編集者 河尻亨一 × 『広告』編集長 小野直紀
〜広告、雑誌、デザインのこれから
▶︎ 詳細はこちら
【新編集長の巻頭メッセージを先行公開】
7月24日に発売する雑誌『広告』のリニューアル創刊号。発売に先立って、小野編集長による巻頭メッセージを公開します。
いいものをつくる、とは何か?
▶︎ こちらよりご覧ください