リニューアル創刊

ついに……雑誌『広告』は、7月24日にリニューアル創刊します!

「ついに……」と思わず力が入ってしまったのですが、これは編集部の本心です。前回の号が出たのが昨年の10月19日。季刊誌なので、順当にいけば今年の1月19日に今号は発刊される予定でした。

しかし、編集長が変わり、全面リニューアルを行なうにあたって準備期間が必要だという理由と、年末進行を避けたいという編集部の思いもあり、リニューアル創刊号の発刊を3月19日に設定しました。

ところが、2月になってもなかなか雑誌の形が見えてこず、やむなく5月中旬に延期したものの、それにも間に合わず……。7月24日という発売日は本当にやっとのことでたどり着いた日程でした。

遅れた要因はいくつかあるのですが、一番はスケジュール管理の甘……ではなく、いや、それもありますが……多くの人にご参加いただき、今までにないチャレンジをしたこと。言い訳めいてしまいますが、スケジュールよりも優先すべきものがあったのです。

今号より編集長を務める小野は、プロダクト開発に特化した博報堂のクリエイティブチーム「monom(モノム)」の代表で、クリエイティブディレクター/プロダクトデザイナーとして様々なものづくりに取り組んできました。

その小野がリニューアルにあたって設定した全体テーマは、「いいものをつくる、とは何か?」。ものづくりを取り巻く様々な常識や慣習、いま起きている変化に向き合い、この問いを思索する「視点のカタログ」として『広告』を全面リニューアルすることになりました。

「いいものをつくる、とは何か?」と言うからには、中途半端なものはつくれない。しかも、リニューアル創刊号の特集は「価値」。ものが溢れるこの時代に、本当に価値あるものとは何なのか、これから価値あるものをどう生み出していけばいいのか。「価値」についての様々な視点を投げかけていきます。と謳っているのです。

自らハードルを上げて苦しむことになった小野編集長は、よりよいものにしようと苦渋のスケジュール延期を繰り返したのでした……。
(読者や関係者のみなさま、お待たせしてしまって申し訳ありませんでした)

こうして多くの苦労と延期を経て生まれ変わった『広告』のリニューアル創刊号、いよいよ7月24日に書店に並びます!

ぜひご期待いただけると幸いです。

『広告』編集部

【新編集長の巻頭メッセージを先行公開】

7月24日に発売する雑誌『広告』のリニューアル創刊号。発売に先立って、小野編集長による巻頭メッセージを公開いたします。

いいものをつくる、とは何か?
▶︎ こちらよりご覧ください

【リニューアル創刊記念イベントのお知らせ】

『広告』リニューアル創刊号に関わりの深いゲストをお招きしてトークイベントを開催します。

リニューアル創刊記念イベント 第1弾
『暮しの手帖』編集長 澤田康彦 × 『広告』編集長 小野直紀
〜生活をとりまく「価値あるもの」へのまなざし

▶︎ 詳細はこちら
リニューアル創刊記念イベント 第2弾
文化人類学者 松村圭一郎 × 『広告』編集長 小野直紀
〜文化人類学は「ものの価値」を再構築できるか

▶︎ 詳細はこちら

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