東北の“おもしろいとかっこいい”を体感できる「カネイリミュージアムショップ6」
編集部員の全国書店開拓ノート5
販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。
カネイリミュージアムショップ6 @宮城県仙台市
仙台駅からバスで10分。カネイリミュージアムショップ6は、せんだいメディアテークという近代的なガラス張りの建物の1階にあります。
商談まで少し時間があったので、施設内をしばし探検。せんだいメディアテークは図書館や文化ホールなどが入った7階建ての施設で、フロアごとにデザイナーとコラボレートしているのだそう。椅子のデザインが全部違ったり、階段の壁にメッセージが書かれていたり、いくつも発見がありました。
各フロアのいろんな椅子に着席体験。ちなみに奥に見える赤い椅子は、カリム・ラシッドというデザイナーの作品です。明るい光が差し込むホワイエは、天井までの高さ4.2mという開放感がとても気持ちいい空間でした。
そうこうするうち時間になったので、カネイリミュージアムショップ6へ。書籍担当の須藤さんは学生時代にデザインの勉強をしてきたこともあり、友人の方々と『広告』リニューアル創刊号のデザインがかっこいいね、と話していたそう。
次号『広告』にも興味をもっていだき、とても丁寧に話を聞いてくださいました。何日か社内で検討していただいた結果、ショップ自体が市の文化施設内にあり、雑誌を限られた場所でしか展開できないということもあって今回のお取り扱いは見送りに。
お取り扱いには至らなかったけれど、この開拓ノートのご相談をすると快く公開OKをいただきました。その後も個人的にショップのTwitterを覗き見していますが、気になる本やグッズの投稿がたくさん。リニューアル第3号で、もう一度商談にお伺いしたいと思うカネイリミュージアムショップ6さんでした。
カネイリミュージアムショップ6 探訪メモ
『彼岸の図書館 ぼくらの移住のかたち』
カネイリミュージアムショップ6では生活や暮らしの本がよく売れるそうです。最近よく動くのが『彼岸の図書館 ぼくらの移住のかたち』(青木 真兵、青木 海青子、夕書房、2019年)。とある夫婦が兵庫県から奈良の吉野へ移住し、自宅を解放して私設図書館を開いたことが綴られています。まだ読めていないけれど自分の読みたいリストに加えました。
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株式会社 金入
カネイリミュージアムショップ6を経営をしているカネイリは、地方の手仕事品やお土産、文具などを扱い、東北地方の“おもしろくてかっこいい”を発信する会社。書店や雑貨店などを手がけていて、東北エリアに9つの店舗があります。東北地方を拠点に活動する移動式本屋・ペンギン文庫さんに紹介していただいた山形県のDay & Booksもそのひとつ。
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文:『広告』編集部・大塚
カネイリミュージアムショップ6
建築、デザイン、アート、地域カルチャーにまつわる書籍や、東北6県のクリエイターが手がけたクラフト作品が並ぶミュージアムショップ。ハンドメイドのオリジナルトートバッグも店頭で販売中です。
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