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編集部員の全国書店開拓ノート

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『広告』の編集部員が全国の書店に足を運んで販路開拓を行なった記録を、順次公開していきます。
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2020年3月の記事一覧

福岡で人と本を繋ぐ「BOOKS KUBRICK」

編集部員の全国書店開拓ノート7 販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。 BOOKS KUBRICK @福岡県福岡市長崎県のひとやすみ書店さんを訪問したあと、特急かもめに乗り約2時間、博多駅を経由してBOOKS KUBRICK(ブックスキューブリック)さんのある箱崎駅へ。 福岡市内にけやき通り店と箱崎店の2つの店舗をもつBOOKS KUBRICKさんは、『広告』リニューアル創刊号も取り扱っ

店長の感性で選ばれたコーヒーと本が並ぶ「ひとやすみ書店」

編集部員の全国書店開拓ノート6 販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。 ひとやすみ書店 @長崎県長崎市長崎の観光名所として知られる眼鏡橋の近くにある、ひとやすみ書店さん。カフェスペースが併設されていて、本といっしょに美味しいコーヒーも楽しめます。コーヒーは地元のロースターから豆を仕入れていて、味によって「土」「やまぶき」「漆黒」などオリジナルの名前をつけているそう。 店外に出されている看

東北の“おもしろいとかっこいい”を体感できる「カネイリミュージアムショップ6」

編集部員の全国書店開拓ノート5 販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。 カネイリミュージアムショップ6 @宮城県仙台市仙台駅からバスで10分。カネイリミュージアムショップ6は、せんだいメディアテークという近代的なガラス張りの建物の1階にあります。 商談まで少し時間があったので、施設内をしばし探検。せんだいメディアテークは図書館や文化ホールなどが入った7階建ての施設で、フロアごとにデザイナ

ふらっと訪れても読みたい本と出会える「乃帆書房」

編集部員の全国書店開拓ノート4 販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。 乃帆書房 @秋田県秋田市秋田駅から徒歩20分。雪がいまにも降りそうで、前日に訪れた岩手とはまた違った寒さがありました。 商談の機会をいただくため、最初に店長の大友さんにお電話したときは“雑誌に広告を出しませんか”という営業電話かと思われたようで、とっても怪しまれてしまう(雑誌“広告”と聞くとそうなるだろうなあ)。

本のラインナップに郷土愛を感じる「さわや書店」

編集部員の全国書店開拓ノート 3 販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。 さわや書店 @岩手県盛岡市さわや書店は、青森県と岩手県に9店舗を構える書店さんです。なかでも、盛岡駅の駅ビル1階にあるフェザン店はユニークな試みをすることで有名でした。 手書きカバーで全体を覆い、価格が810円であること以外を明かさず本を販売する「文庫X」という企画をしたり、POPやパネルで店内を埋め尽くし

本オタクの店長がキュレーションする「BOOKNERD」

編集部員の全国書店開拓ノート 2 販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。 BOOKNERD @岩手県盛岡市 この日は気温0度。盛岡駅からバスで10分ほど、周りにはせんべい工場やおしゃれ珈琲屋さんがある静かなエリア。 BOOKNERD(ブックナード)さんは、以前からずっとお取り扱いをお願いをしたいと思っていた書店さん。店内には国内の本だけでなく、世界各国の写真集や文学、おしゃれな

行く先々に合わせて本をセレクトする移動式本屋「ペンギン文庫」

編集部員の全国書店開拓ノート 1 販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。 ペンギン文庫 @宮城県仙台市 ペンギン文庫は、東北地方を中心に活動する移動本屋さん。 その土地にあった本をトラックに積み、訪れた土地で本屋を開きます。ちなみに、上の写真の赤い服の方が店長の山田絹代さん。 以前、プライベートで益子陶器市を訪れた際にお見かけし、その素敵な佇まいに思わず「『広告』という雑誌

編集部員の全国書店開拓ノート 〜 序章

雑誌『広告』は、昨年のリニューアル創刊号より、取次会社をとおさず書店と直接取引を行なっています。 これは、リニューアル創刊号の1円という価格だと、手数料などの関係で取次会社の流通にのせることができなかったため、自分たちで販路開拓をしたことがきっかけでした。 リニューアル創刊号では、書店の選定にあたり、過去1年間の雑誌『広告』の取引状況や販売実績を確認し、リストを整理。そして周囲へのヒアリングや雑誌やウェブの書店特集記事などを参考に追加でピックアップをし、その後、本社で一括