雑誌『広告』歴代編集長インタビュー|第4回 永井一史 平成以降に雑誌『広告』の編集長を歴任した人物に、新編集長の小野直紀がインタビューをする連載企画。第4回は、平成21年3月~平成24年1月に編集長を務めた永井一史に話を聞きました。「新しい発想のエンジン」を編集コンセプトに、次なるコミュ…
創縁社会 〜縁に頼れる社会を作り直す つながりというと「絆」を思い浮かべますが、その必要性は震災を経て既に自明です。これから考えたいのは、つながりを、伝統的知恵である「縁」というコンセプトから未来的に再構築する方法です。血縁や趣味のネットコミュニティのような閉じた共同体の絆ではな…
創造的に生きるためにできること つくることは、生きること。一人ひとりの「創造力」を、お互いに活かしあう、そんな「創造力の解放」ともいえる動きが、世界同時多発的に起こり始めた。その先駆的事例から見えてくる、私たちが創造的であるためにできることとは。 人の手が生みだす「手仕事」の価…
コンサマトリー。 身近な幸せを大切にすることが未来の幸せをつくる 「コンサマトリー」。文字通りの意味は「自己充足的」。アメリカの社会学者タルコット・パーソンズの造語だ。目的のために努力するのでなく、その時その場で楽しむこと。これを否定的にとらえるのではなく、肯定的な価値観、前向き…
他者との「壁」をコントロールできる未来へ 一口に「オープン」といっても、別にすべてをオープンにしようというのではない。誰もがTwitterやFacebookでプライバシーをさらけだす必要はないし、TPPのようなグローバリズム礼賛というわけでもない。大切なのはバランスだ。ただ、ある部分をオープンに…
自分なりの尺度をよりどころにしよう 経済成長が終わり、右肩上がりの経済をよりどころとした生き方はできなくなった。それは、有名大学に行って、名の知れた企業へ入れば幸せになれるという神話が通用しない時代。次世代を生きる人々が、未来の幸せを掴むための、新しいよりどころを考えた。 よりど…
世界を変える、自分が変わる。 個人も、社会構造も、多様性へと向かうマルチプル社会。 要は、みんなが今以上に好き勝手なことをやって、 社会の仕組みはもっと複雑になっていくわけで、 そんなことが本当に成立するのか? という疑問もあるでしょう。 その通りです。 実は、マルチプルな社会を実現…