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自分スタイルで楽しめる「カモシカ書店」

編集部員の全国書店開拓ノート8

販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。

カモシカ書店 @大分県大分市

大分駅から15分ほど歩いた商店街の角を曲がり(目印はいわお洋装店)、小さな入り口から階段を上った先にカモシカ書店さんはあります。店内は想像していたより2倍広い!奥にはカフェがあり、カレーのいい匂いが漂っています。

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昔から本が好きだったという店長の岩尾さん。以前はジュンク堂書店の新宿店に勤務されていて、その頃から地元大分で本屋を開こうと日々勉強していたそう。バックパッカーとして世界を旅したあと、2014年にカモシカ書店をオープンされました。

『広告』は昨年のリニューアル創刊号以降、編集部員が全国の書店を直接まわって商談をしていることについて、「なかなかできることじゃないし、すごいね!」と驚かれていました。直接お店でお話することは本当に大事なんだなと、改めてやりがいを感じました。

お話をしている途中で岩尾さんのお母様が現れ、「入り口に明太子とボンカレーの忘れものがあったけど、どのお客さんのか知らないか?」と。結局、持ち主は不明のまま。きっと買ったものを置き忘れるくらい本に夢中になってしまったんだろうな。

その日働いていたアルバイトの大学生は『広告』のリニューアル創刊号が手に入れられず、読み終えた友人に送ってもらったそう。彼は高校生のときはお客さんとして通い、卒業と同時にカモシカ書店で働きはじめ、最初は少し人見知りだったけれど、年を重ねるごとにお客さんといろいろな会話を楽しめるようになったのだとか。

店長の岩尾さんに別件で依頼したお店の紹介文には「スタッフ6人の平均年齢20歳(店主除く)で日々成長中。本屋って、人が育っていくところなのでしょう」とありました。お店で働くみんなが、お客さんといっしょに育っていくのがカモシカ書店さんなんだな。

九州の本屋さんのことをもっと知りたいなら、と岩尾さんがおすすめしてくれた『本屋がなくなったら、困るじゃないか 11時間ぐびぐび会議』(ブックオカ、西日本新聞、2016年)を購入すると、レジで無期限のドリンクサービス券を渡してくれました。これをきっかけに大分を思い出してまたここに来てくださいと。

ランチは岩尾さんおすすめの海鮮居酒屋「海坊主 よっちゃん」にて、新鮮なお魚と名物のとり天を。他に焼肉のおいしいところも教えていただいたので、次回大分を訪問するときはそこでごはんを食べて、カモシカ書店のサービス券も使おう。

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追記:最新号の発売日、ポスターを入り口にかっこよく貼ってくださいました!

カモシカ書店 探訪メモ

「湯治柳屋」
岩尾店長いちおしの、別府・鉄輪にある「湯治柳屋」は、昔からある湯治場のイメージを覆すモダンなお宿だそう。鉄輪という町は別府八湯のひとつで、ジモ泉(町の共同浴場)も多く、石室のなかで薬草といっしょに蒸される蒸湯も味わえるそうです。宿泊するイメトレは完璧だったのですが、今回は時間がとれず、泣く泣く諦めました。(宿のHPはこちら

大分の“ぶんぶん”
大分駅の入り口で、金の卵を産んでいるニワトリの銅像を発見このニワトリ、調べてみると作者は「せんとくん」の制作者である籔内佐斗司さん。駅には他にも籔内さん作の銅像「ぶんぶん童子」や、「ぶんぶん堂」と呼ばれる広場、「ぶんぶん号」というミニトレインまで。大分県には「ぶんぶん保育園」や、大分合同新聞の運営する「ぶんぶんWeb」という生活情報サイトもあります。なぜこんなにも“ぶんぶん”なのだと思い各所に問い合わせたところ、この“ぶんぶん”という言葉は大分県の「分」という漢字から取ったのだそう(諸説あるようですが)。この事実、ネットで調べてもどこにも載っていなかったのです。


文:『広告』編集部・大塚

カモシカ書店
チャイティーを飲みながら、友人と話しながら、自由に本とカフェを楽しめる書店。入り口から2階へと続く階段ではアートにまつわるフライヤーや古本などがたくさん並び、大分県内外の“今度ここへ行ってみよう”が見つかるかもしれません。
▶︎ 詳しい情報はこちら

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コメント (1)
何かに雰囲気が共通しているような気がしてたんですが、「孤独のグルメ」に通じる雰囲気がある気がします。何かと大変な時期なので健康にお気をつけて。
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