価格は1円(税込)。雑誌『広告』リニューアル創刊号が本日発売!

こんにちは。雑誌『広告』編集長の小野です。

本日、雑誌『広告』のリニューアル創刊号が発売になりました。

リニューアルにあたって、全体テーマを「いいものをつくる、とは何か?」としました。そして、常識にも変化にも疑いの目を向けて、この問いを思索するための「視点のカタログ」として、雑誌『広告』は生まれ変わりました。

リニューアル創刊号の特集は「価値」です。ひとりのつくり手として、「ものの価値」についていろんな角度から考るきっかけになりました。みなさまにも同じ体験をしてもらえるとうれしいです。

ページ数は全部で680ページあります。価値について考えるためにはこれでも全然少ないと思っているのですが、当初の発売予定日より4ヶ月ほど遅れてしまっていたのでここで打ち止めにしました。

編集には、数十人が関わっています。多くは僕が尊敬する同世代のつくり手やつくり手をとりまく方々です。

デザインは電通の上西祐理さんにお願いしました。フリーランスで活躍する牧寿次郎さん、加瀬透さんという2人の匠にも参加いただいてます。

そして、リニューアル創刊号の価格は1円(税込)としました。

ものの価値の感じ方は、しばしば価格によって左右されます。価値によって価格が決まることはあっても、その逆はないはずなのに。この雑誌と1円を交換する体験は、「ものの価値」について考える入り口です。Amazonでも販売していますが、1円のレシートを貰えるので、お店での購入がおすすめです。

また、リニューアル創刊号と連動した特別企画「1円ショップ」をオープンしました。本日発売した『広告』リニューアル創刊号をはじめ、「あきたこまちひと口分」「伊豆の天然水小さじ1杯」「国語辞典全24語」など計11商品を販売しています。日本の最小通貨である1円を通して、身の回りにあるものの価値について思いを巡らせていただければ幸いです。

1円ショップ:https://kohkoku.jp

さらに、リニューアル創刊を記念したトークイベントも開催いたします。詳しくは下記URLをご覧ください。

https://note.kohkoku.jp/m/mba2a43a5d577

最後に、ご協力のお願いです。ぜひ今回のリニューアル創刊号を読んで、意見や感想を聞かせてください。まさにいま、次号をつくっているところなのですが、みなさまからのフィードバックを積極的に取り入れていきたいと考えています。みなさまのご協力をお待ちしてます。

『広告』編集長 小野直紀

【目次】

いいものをつくる、とは何か?

#0 価値

1 価値と人類
― 文化人類学者 松村圭一郎 × 『広告』編集長 小野直紀
2 価値のものさし
 
#1 価格

3 江戸時代の価値と経済
4 花森安治の「紅いバッグの話」
― お金ともの、そしてその価値
5 どんぐり100個600円
6 チープをモチーフにするハイブランド
― 価値付けのゲームはどこへ向かうのか
7 値付けの裏側
― 私たちは何を買っているのか
8 無料2.0
― 図解で読み解く新たな「無料」のしくみ

#2 新しさ

9 「新しさ」のジレンマ
― 新しくない新商品はなぜ生まれるのか
10 「新しい」はもう古い?
― 広告クリエイティブの“ねじれ”に時代を見る
11 「新作」はもういらない?
― 音楽の場合
12 「新作」はもういらない?
― 映像の場合
13 いかに新しいものを生み出すか
― マンガにおける「新しさ」の意味
14 「最新」があたりまえの世界へ
― アップデート前提のものづくり
15 アップデートする建築とプログラマー的建築家

#3 無用

16 世界最高峰の無用
17 役に立たないと、いま決めてはいけない
18 Improbabilità(ありそうにない)
― ジュゼッペ・コラルッソの役に立たないものたち
19 便利の先には「死」が待っている
20 無用なものへのまなざし
― 打ち捨てられたゴミに息づく生命の痕跡
21 誤配という戦略
― 必要とされないものを、いかにつくり続けるか

#4 コスト

22 価値を最大化する予算設定
23 高予算の駄作はなぜ生まれるのか
― 日本の映画業界が向かう先
24 ザク化する日本のものづくり
― ガンダムに学ぶ、コスト度外視の優位性
25 見積もりの透明化
― ブラックボックスをひらくとき、ものづくりはどう変わるのか
26 つくり手が変える対価のあり方
― 慣習を超えて価値を生み出すために
27 本当の請求書

#5 評価

28 権威の崩壊、民意のリスク
― 批評家 佐々木敦氏インタビュー
29 権威と民意のアワードマップ
30 権威によるアワードは必要か
― グッドデザイン賞の存在意義
31 民意の正体
― ネット時代の評価軸と攻略法
32 時代を超えて再評価されるもの
― なぜ’70~’80年代邦楽の世界的リバイバルは起きたのか
33 現代の千利休
― 価値観を更新するものづくり

【販売店について】

雑誌『広告』のリニューアル創刊号は、全国の書店、Amazon.co.jpなどでご購入いただけます。

今回のリニューアル創刊号の価格は1円(税込)です。この取り組みに賛同いただいた書店やセレクトショップにて販売していただいております。

▶︎ 販売店一覧を見る
▶︎ Amazonで購入する

【リニューアル創刊記念イベントのお知らせ】

雑誌『広告』リニューアル創刊号に関わりのあるゲストを招いてトークイベントを開催します。

リニューアル創刊記念イベント 第1弾
『暮しの手帖』編集長 澤田康彦 × 『広告』編集長 小野直紀
〜生活をとりまく「価値あるもの」へのまなざし

▶︎ 詳細はこちら
リニューアル創刊記念イベント 第2弾
文化人類学者 松村圭一郎 × 『広告』編集長 小野直紀
〜文化人類学は「ものの価値」を再構築できるか

▶︎ 詳細はこちら
リニューアル創刊記念イベント 第3弾
映画監督 塚本晋也 × 『広告』編集長 小野直紀
〜「価値あるもの」を生み出し続けるために

▶︎ 詳細はこちら
『リニューアル創刊記念イベント 第4弾
アートディレクター 上西祐理 × 編集者 河尻亨一 × 『広告』編集長 小野直紀
〜広告、雑誌、デザインのこれから 
▶︎ 詳細はこちら



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雑誌『広告』

【7月24日リニューアル創刊】博報堂が発行する雑誌『広告』の様々なコンテンツをお届けします。公式HP→https://kohkoku.jp

#デザイン 記事まとめ

デザイン系の記事を収集してまとめるマガジン。ハッシュタグ #デザイン のついた記事などをチェックしています。広告プロモーションがメインのものは、基本的にはNGの方向で運用します。
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コメント1件

価格は1円という面白そうな企画。
是非手にしてみたかったけれど、近場に販売店舗がなく(一番近くても新幹線や高速バスの距離)、amazonでは現在(2019.7.26)マーケットプレイスで新品として五千円近い値段で売られている。

残念ながら、29日の販売分が手に入らなければ、読む機会は無さそうだけれど、「ものの価値」って何だろう?と考える良い機会になりました。
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