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編集部員の全国書店開拓ノート

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『広告』の編集部員が全国の書店に足を運んで販路開拓を行なった記録を、順次公開していきます。
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2020年5月の記事一覧

アート関連の本と雑貨が賑やかに並ぶ「コントルポアン」

編集部員の全国書店開拓ノート21 販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。 コントルポアン @茨城県水戸市 水戸駅からバスに乗ること約10分。コントルポアンは茨城県の水戸芸術館内にあるミュージアムショップです。 今年開館30周年を迎えるという水戸芸術館は、現代美術ギャラリー、コンサートホール、劇場がある複合文化施設。吹き抜けのエントランスホールに入るとまず目に飛び込んでくる、大きなパイプ

書店員さんの寺子屋的存在 「定有堂書店」

編集部員の全国書店開拓ノート20 販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。 定有堂書店 @鳥取県鳥取市 汽水空港さんがある松崎駅から各駅停車で1時間少々。鳥取駅に降り立ち、8分ほど歩いたところに「定有堂書店」さんはあります。 お店に辿りつく前、私はとても緊張していました。 ご訪問にあたり、いつものようにメールでご案内をお送りしたあと、お店にお電話を。出られたのは店主の奈良さん。メールが届

木の香りが漂うセルフビルドの書店「汽水空港」

編集部員の全国書店開拓ノート19 販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。 汽水空港 @鳥取県東伯郡 artos Book Store(アルトス ブックストア)さんがある松江駅から特急で1時間半。鳥取県にある「汽水空港」さんを訪問するため松崎駅へ。近くには鳥取県と中国河北省の友好のシンボルとして建てられた「燕趙園」(えんちょうえん)という日本最大の中国庭園があり、松江方面から向かう車窓から、

物語のある本と雑貨を扱う「artos Book Store」

編集部員の全国書店開拓ノート18 販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。 artos Book Store @島根県松江市 一月と六月さんを訪問後、次に向かったのは島根県松江市にある「artos Book Store」(アルトスブックストア)さん。一月と六月さんがある境港駅から松江市内まではバスで約40分。列車を使うと1時間以上かかるのですが、このバスのルートは鳥取県と島根県にまたがる中海

ご夫婦のセンスが調和する「一月と六月」

編集部員の全国書店開拓ノート17 販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。 一月と六月 @鳥取県境港市 「一月と六月」という一風変わった名前の書店さんを訪ねるため、羽田空港から米子鬼太郎空港へと降り立ち、バスで米子駅へ。そこからJR境線(通称鬼太郎列車)に乗って境港駅へと向かいます。 境港駅前の広場では、「エロイムエッサイム」と書かれた水木しげる先生の『悪魔くん』オブジェを発見! バランガ

書店員魂でベストセラーを生み出す「金高堂書店」

編集部員の全国書店開拓ノート16 販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。 金高堂書店 本店 @高知県高知市蛙軒さん、螺旋さんがある愛媛県松山市駅からバスで約2時間半、高知県へとやってきました。到着したのが夜だったので、その日の夕食はホテル近くの居酒屋にて土佐名物「どろめ」「ちゃんばら貝」などいただき、ほろ酔いで眠りにつきました。 高知県のモーニングはちょっとユニークだという噂を聞いていた

刺激的な本と出会える「螺旋」

編集部員の全国書店開拓ノート15 販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。 螺旋 @愛媛県松山市同じ松山市内にある蛙軒さんを訪問したあと向かったのは、松山市駅から電車と徒歩で約20分の閑静な住宅街にある螺旋(らせん)さん。 遠くからでもわかる大きなガラスばりの建物のなかには、アートブック、写真集や海外のZINEや少しとがった雑貨が並びます。実は蛙軒の店主・肝付さんと螺旋の店主・玉井さんはお