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編集部員の全国書店開拓ノート

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『広告』の編集部員が全国の書店に足を運んで販路開拓を行なった記録を、順次公開していきます。
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2020年4月の記事一覧

港町でゆっくり本を選べる「蛙軒」

編集部員の全国書店開拓ノート14 販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。 蛙軒 @愛媛県松山市松山駅から伊予鉄道に乗って三津駅で下車。この三津はあのポンジュース発祥の地だということで、駅のすぐ近くにはポンジュースの石碑があります。あえてちょっとだけ遠回りをして、港を見ながら今回訪問する書店・蛙軒(げろけん)さんへと向かいました。 この書店さんを知ったきっかけは、『広告』リニューアル創刊号

心地よい空間でアートとカルチャーにふれる「本と印刷 石引パブリック」

編集部員の全国書店開拓ノート13 販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。 本と印刷 石引パブリック @石川県金沢市金沢の中心地、近江町市場からバスで約20分。金沢大学病院や金沢美術工芸大学に近い、懐かしい雰囲気が漂う石引商店街のなかほどに、石引パブリックさんはありました。 石引パブリックさんは、オーナーの砂原さんがセレクトした新刊を中心に、アート、カルチャー系から、海外の写真集、多彩なZ

のんびりとした時間が流れる「ひらすま書房」

編集部員の全国書店開拓ノート12 販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。 ひらすま書房 @富山県射水市 富山駅から「あいの風とやま鉄道」に乗り小杉駅で下車、歩くこと約10分。大正時代につくられた旧小杉郵便局の建物を、当時の状態をなるべく残しながら改修した小さな文化施設「LETTER」の1階に、ひらすま書房さんはあります。 扉を開けると、郵便局時代に使われていたと思われる、とても長い一枚板

おもしろい本とこだわりのビールに出会える「REBEL BOOKS」

編集部員の全国書店開拓ノート11 販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。 REBEL BOOKS @群馬県高崎市 JR高崎駅から徒歩約25分。群馬では「赤城おろし」とも呼ばれる強い空っ風に吹かれながら進み、ひとつ角を曲がったところに穏やかな雰囲気のREBEL BOOKS(レベルブックス)がありました。 REBEL BOOKSは、古い街並みが残っている椿町に店を構え、新刊と多彩なジャンルの

歴史と“新しい”を感じられる「長崎書店」

編集部員の全国書店開拓ノート10 販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。 長崎書店 @熊本県熊本市 長崎書店さんにお声がけをしたきっかけは、熊本県出身の上司に「長崎書店という素敵な本屋さんがあるよ」と教えてもらったこと。さっそくお電話で雑誌担当の荒金さんにご連絡したところ、過去の『広告』から個人的に読んでくださっていたそう。「ぜひ取り扱ってみたい」とのことでお店にかけあってくださり、ご訪問

本好き店長の夢が叶った場所「古本屋ブックスパーチ」

編集部員の全国書店開拓ノート9 販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。 古本屋ブックスパーチ @鹿児島県鹿児島市 鹿児島中央駅から路面電車に乗り、賑やかな天文館通駅の次、いづろ通駅で下車。古本屋ブックスパーチさんは、あと5年で取り壊されてしまうトマルビルの1階にあります。白い壁に入り口の青い扉がかわいい。 なかに入ると店主の諏訪田さんが迎えてくださいました。昔から自分でやってみたかった書

自分スタイルで楽しめる「カモシカ書店」

編集部員の全国書店開拓ノート8 販路開拓のために編集部員が訪れた全国の書店。直接お会いしてわかった店主のみなさまの本に対する思いやご当地の魅力を綴ります。 カモシカ書店 @大分県大分市大分駅から15分ほど歩いた商店街の角を曲がり(目印はいわお洋装店)、小さな入り口から階段を上った先にカモシカ書店さんはあります。店内は想像していたより2倍広い! 奥にはカフェがあり、カレーのいい匂いが漂っています。 昔から本が好きだったという店長の岩尾さん。以前はジュンク堂書店の新宿店に勤