平成の歴代編集長インタビュー

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「ひきこもりモード」の若者たちへ

「ひきこもりモード」の若者たちへ

雑誌『広告』歴代編集長インタビュー|第8回 細井 聖 平成以降、雑誌『広告』編集長を歴任した人物に、新編集長の小野直紀がインタビューする連載企画。第8回は、平成10年1月~平成12年11月に編集長を務めた細井聖さんです。時は20世紀から21世紀へと時代が移り変わる世紀末。細井編集長が目指したものは、雑誌『広告』に課されたミッションと編集者としての意地の両立。そして、当時の若者たちに響く誌面づくりでした。 “ミッション”と“売れる雑誌”は両立できる。 小野:細井さんは編集

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「じぶん探し」の次の若者モードとして「ひきこもり」の適応形態あたりが新しいと思う(細井元編集長イチオシ記事)

「じぶん探し」の次の若者モードとして「ひきこもり」の適応形態あたりが新しいと思う(細井元編集長イチオシ記事)

斎藤 環さんにききました ききて:(斎藤さんと同い歳で「80年代型じぶん探し系」の典型と自認する)編集部 ──● 斎藤さんは80年代が境界例の時代で、90年代が多重人格の時代とおっしゃっていらっしゃいますが、その二つはどう違うんでしょう。 斎藤●「境界」を意図的に乗り越えるかどうかの違いでしょうね。意識的に境界を乗り越える身振りが「80年代的」だとすると、否応なしに乗り越えさせられるというか、その身振りが自然体にみえるほど「自動化=不随意化」したのがその後の世代です。

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